2010年11月19日

映画『100歳の少年と12通の手紙』


あらすじ: 10歳の好奇心旺盛な少年オスカー(アミール)は、白血病を患い小児病棟に入院していた。彼は自分の病気について口を濁す両親や医師にいら立ち、特別扱いをされることにも飽き飽きしていた。そんなある日、オスカーは病院に宅配ピザの配達に来ていたローズ(ミシェル・ラロック)と廊下でぶつかり、彼に悪態をつく彼女をひと目で気に入る。

解説: 『地上5センチの恋心』のエリック・=エマニュエル・シュミットが、自身のベストセラー小説を映画化した感動作。わずか10歳で死を宣告された少年が過ごす、口は悪いが心の優しい女性と共に過ごす奇跡のような12日間をつづる。主人公に抜てきされたのは、期待の新人アミール。その庇護(ひご)者を『メルシィ!人生』のミシェル・ラロックが熱演する。自らの死をしっかりと受け止めながらも、最期まで前向きに生きる少年の姿に胸が震える。

(yahoo!映画より)



ネタバレも含まれるので少し下げます。
これから観るよ〜という方は読まないことをおすすめします。

 ↓





タイトルからするとファンタジー映画かと思われるかもしれませんが、いたってリアルな現実世界のお話です。
ただ、おもしろ可愛い空想世界が時々差し込まれるので、それが唐突と感じる人はいるかも。私も最初は面食らいましたが、何度か見ているうちに慣れました(笑)

オスカー少年がすごく良かったです。子供らしいキラキラとした表情に、達観した大人の表情にと、色んな表情を見せてくれました。

けっして奇跡が起こるわけでもなく、結論が見えているお話ではあるのですが、死へ向かう少年とローズや両親との交流に最後の方は涙が止まりませんでした。
特に最後に医師が「この子があなたたちを見守っていたのだ」の所で、押さえきれずもうブワーっと涙が…。ジメッとした映画ではないのですが、いい意味で感動するポイントもしっかり押さえて泣かせてくれます。

1日で10歳、歳を取るという決め事で、1日1日を大事に成長していくオスカー。恋も結婚も(これまた可愛い結婚なんです!)経験して人生を駆け抜けていきます。
最初は誰よりも自分の死を受け入れているようだったのに、ローズに「怖いよ」と恐怖を告白します。でも誰も彼を助けてあげられない。「みんな死ぬのよ」としか言ってあげられない。それでもオスカーはその言葉に安らぎを感じます。
子供の病気は悲しいですね。最後のおだやかな眠り顔が救いです。

ひとつ気にかかっているところは少年が命を終えるその瞬間のとき。ローズと両親が少年の傍を離れた後の、医師と看護婦の目配せの意味が気にかかっています。ひょっとしたら安楽死なのかしら、それとも少年に「もういいんだよ」と語りかけたのかしら等色々な憶測をしてしまいます。どちらにしても医師と看護婦にとっては辛い役目ではあるのですが…。


死を題材にしていますが、決して暗い映画ではなかったです。
音楽も明るく、全体的にはフランス映画というイメージそのままの可愛くてカラフルな映画です。
雪の中、葬儀を見守るローズのコートから覗くローズ色の服が、白と黒ばかりの色彩の中で一際印象に残りました。
タグ:映画
posted by えびす at 20:34| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。