2010年09月18日

『瞳の奥の秘密』


長年勤めた刑事裁判所を退職した男が、25年前の未解決殺人事件をモチーフに小説を書き出すものの、過去の思い出に支配され苦悩するサスペンス・ドラマ。
アルゼンチンを代表する名監督ファン・J・カンパネラが1970年代の祖国の姿を背景に、過去と現在を巧みに交差させ、一人の人間の罪と罰や祖国の軌跡を浮き彫りにする。
また、本作は第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞。主演は、カンパネラ監督作品の常連リカルド・ダリン。衝撃的な秘密が暴かれるラストに言葉も出ない。
(Yahoo!!映画より)


予告を見てこれは良さそうだと気になっていたので観てきました。
公開してからけっこう日にちは経っているのですが、映画館もほどほどの混み具合。
新聞でもコラムに取り上げられていたし、評判になってるのかな。

感想ですが、大人な映画!でしたー。
そして思っていたよりもずっしりと重い映画でした。
アルゼンチンの司法制度の腐敗にも触れた社会派サスペンス仕立てでもあってそういう方面からでも楽しめますが、メインテーマは「一途な愛」とでもいうのでしょうか。
主人公の愛情、被害者の夫の愛情、犯人の愛情、全員が深く一途で、人物によっては暗い歪んだ愛情を持っています。

私は主人公の恋愛の行方よりも、事件の被害者の夫の一途さが気になってしまって。
25年後の事件の結末に驚いてしまいました。でも気持ちも分かるだけに遣り切れなさも残ります。
「犯人には生きていて欲しい」
ものすごく重いセリフです。
あまり書くとネタバレになってしまうので書けないのがもどかしいのですが…。

事件の余韻が重過ぎてなんだか見終わった後も考えてしまう…そんな映画でした。
被害者の夫と犯人、彼らはこれからどうなってしまうのか、とかね。

そして主人公の恋愛について。女性にはちゃんと旦那さんがいるようなんですが、そこら辺はあっさりスルーでした(笑)
お国柄なのかしら。うーん…いいのかなーーー。
25年越しの恋愛で情熱的といえば情熱的なのですが、すごくお似合いの2人なのですが、家族はどーするのよ!とそこら辺がちょっとモヤモヤ…(´〜`;)

役者は全員素晴らしかったと思います。
アルゼンチン映画は全く詳しくないんですが、きっとみんなベテランなんだろうなーと感じさせる安心感。
そして更にすごいのが現在も25年前もどちらも全員同じ役者で演じているということ。全然違和感なく驚きました。
あと脇役のパブロが良い味でした。一見情けない感じですがユーモアたっぷりのパブロ。お気に入りになっちゃいました。

タイトルのとおり、セリフではなく瞳や視線で想いや秘密を悟っていくのが印象的でしたね。
映画の主要登場人物の全員に『瞳の奥の秘密』がありました。
タグ:映画
posted by えびす at 21:08| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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