2010年07月05日

『フローズン・リバー』


ニューヨーク州とカナダの国境にある川を舞台に、多額の報酬と引き換えに、不法入国者を手助けする白人女性とモホーク族女性の運命を描くドラマ。
夫に新居購入費用を持ち逃げされた妻のレイ(メリッサ・レオ)は、支払期日までに金を工面するため、移民をカナダ側で車のトランクに積み、セント・ローレンス川を越えアメリカ側に不法入国させる闇の仕事に手を染める。レイはモホーク族のライラ(ミスティ・アパーム)と手を組み、国境越えを何度も成功させるが……。(yahoo!映画より)



ネタバレ?含むので少し下げます






実話が元になったという映画です。
生活のために仕方なく犯罪に手を染めていくという内容なので、破滅へと落ちていく暗い内容を覚悟していたのですが、意外と後味の良い爽やかさの残る映画になっていました。

こういう映画って「女同士の友情ドラマ」になりがちですが、これは安易な友情ドラマではありませんでした。
白人女性のレイとモホーク族のライラの2人とも「母親」という共通の立場ながら、あくまで「ビジネスパートナー」という姿勢を崩しません。母親同士で共感はしていても友情はない、友情を感じていたとしてもかなり控え目、そういう関係です。それがとても真実味がありました。
まただからこそ、最後のセリフ「友達よ」に深い感動が出てきます。


あと印象的だったのが、全く「夫」が姿を見せないこと。片方は蒸発し片方は死亡しているのですが、写真すら出てきません。会話の中でのみの登場というところに、「母親」というテーマの意図のようなものを感じました。


レイの長男のTJも良かった。優しくて家族想い。見た目も素朴な感じなんですがそれがまた良かったなぁ。彼も悪いことをしてしまうのですが、家族の為というのが泣かせます。
仕方なく犯罪に手を染めながらも頑張るレイとTJを見ていると「おのれ父親めー!!!」って気持ちになってきます(笑)
それでもお父さんが好きなんですよねー彼は。
レイと泣きながら抱き合うシーンでは涙が出てきちゃいましたよ。


それにしてもニューヨーク=大都会なイメージしかなかった私にとって、ニューヨーク州ってカナダと接するほど長いということにビックリしました。でっかいんだね!
あと恥ずかしながら保留地という存在を全く知らなかったのでそれにも驚きました。
しかもものすごい氷点下だし!
そんな気候の厳しい地域もある州だったんですねー。


良い映画でした。これはけっこうおススメです。
タグ:映画
posted by えびす at 20:46| 神奈川 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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